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袈裟の種類

袈裟における4つの種類を解説!買取に利用できる3つの方法も紹介

七条袈裟の画像

袈裟とは、仏教僧侶の制服のことです。法衣(ほうえ)の一種で、左肩から斜めにつけます。袈裟は種類によって価値が異なり、高額買取となるケースも少なくありません。

本記事では袈裟の種類や役割、色による違いを解説します。また、買取方法も見ていきましょう。

袈裟(けさ)とは?

袈裟を着た僧侶の画像

袈裟とは楚語「kasaya」の音写であり、赤褐色という意味があります。染衣や壊色などと訳し、「よごれた」や「濁った」を指す言葉です。

袈裟はもともとインドで決められた僧侶の衣類で、欲心を捨てるために青や黄、赤などの正色を避け、濁色の布を使用したことが名前の由来となっています。ただし、袈裟の役割や色はインドから中国、日本と伝えられるうちに変化しました。

袈裟が果たす役割

袈裟とは、仏教を象徴する法衣です。前述のとおり、もともとはインドで発祥した僧侶の衣類でしたが、中国から日本へと伝えられるうちにその役割が大きく変化しました。

仏教を象徴する法衣へと昇華していく過程で、衣の上に左肩から右脇下にかけて身にまとえるように現在の長方形の布になったのです。また、その装飾も儀式を荘厳にするために濁色から華やかなものに変わり、宗派によってさまざまな種類があります。

色による違い

日本では推古天皇が制定した「冠位十二階制度」により、地位によって色分けがなされました。現代でも袈裟の色によって僧の地位を区別することが可能です。

宗派によって多少の違いがあるものの、一般的に緋色や紫色は上位の色に分類されており、最上位の僧が身にまとえます。真言宗の場合、僧階ごとの袈裟の色は上位から「緋色→紫色→萌黄色→黄色→浅黄色」の順です。

袈裟のつけ方

僧が袈裟を身につける場合、左肩から右脇下に向かって斜めにつける偏袒右肩(へんたんうけん)が主流です。お釈迦様が両肩を覆う通肩(つうけん)で袈裟を身につけているため、僧はお釈迦様に対する敬意を表すために、このような右肩を出すつけ方になったとされています。

また、仏教において左手は不浄な手とされ、左手は布で隠して右手で働き尽くすという仏への崇拝を表現するという意味もあります。このように、袈裟のつけ方には決まりごとがあって非常に複雑なのです。

袈裟における4つの種類

袈裟の種類について

つけ方や色に違いのある袈裟は、大きく次の4種類に分けられます。

  • 五条袈裟
  • 七条袈裟
  • 九条袈裟
  • 輪袈裟

縦に縫い付けられている布の列が名前の由来となるなど、袈裟の種類の違いにはさまざまな背景が存在します。また、時代の変化によって着用シーンが変化しているのも大きな特徴です。ここでは、各種類の詳しい特徴について見ていきましょう。

1.中衣として用いる「五条袈裟」

五条袈裟(ごじょうけさ)とは、「正装」や「略正装」とも呼ばれている袈裟のことです。五条袈裟には「威儀」とよばれる肩ひもがついており、左肩にかけて着用します。

下着と外衣の間に着用する中衣として用いるのが一般的です。後述する「七条袈裟」がひざ下まで覆うほどのサイズであるのに対し、五条袈裟は膝上の仕様となっており、普段着として着用されるケースが多い袈裟といえます。

2.上位として用いる「七条袈裟」

七條袈裟(しちじょうけさ)とは、布を縦向きに7列で仕立てている袈裟です。前述のとおりひざ下まで覆うサイズで、上衣として用いられます。

七条袈裟は、もともと僧侶の普段着として着用されていました。しかし、日本では五条袈裟が普段着として用いられており、現代では七條袈裟を葬儀や法要などの礼装として身につけるのが一般的です。

3.大衣として用いる「九条袈裟」

九条袈裟(くじょうけさ)とは、縦向き9列の布に小さな布片が入っていることが名前の由来になっている袈裟です。大衣として用いられ、現代では一般的に特別法要や説法、檀信徒の大きな集まりなどにおいて着用されます。

しかし、かつては王宮に招かれたときの正装としても着用されていました。この九条袈裟は、「九条衣(くじょうえ)」とも呼ばれます。

4, 作務や移動に用いる「輪袈裟 」

輪袈裟(わけさ)とは、袈裟を細長く折りたたみ、首からかけられるように仕立てた袈裟のことです。五条袈裟と同じように、作務や移動などの日常生活において用いられることが一般的です。

ただし、仏教徒として在家信者が正装するときにも着用します。輪袈裟が簡略化され、布先にひもがついた「半袈裟(はんけさ)」と呼ばれるタイプもあるので覚えておきましょう。

袈裟の買取に利用できる3つの方法

袈裟の買取方法イメージ

袈裟の買取に利用できる主な方法は、次の3つです。

  • 店頭での買取
  • 宅配による買取
  • 査定士による出張買取

それぞれの買取方法ごとにメリットとデメリットがあります。そのため、状況を鑑みながら、自身に合う方法を選ばなければなりません。買い取ってもらった後に後悔することのないよう、ここでは買取方法ごとの詳しい内容について見ていきましょう。

1.店頭での買取

店頭買取のメリットはその場で査定が完了し、条件がよければすぐに支払いをしてもらえる点です。また査定士に査定基準を聞くこともでき、対面での価格交渉も行えます。

ただし店頭買取の場合は、店頭までの往復の移動や待機などに時間がかかるのがデメリットです。そのため、店頭での買取を希望する場合には、事前に連絡して可能であれば予約をとることをおすすめします。

2.宅配による買取

宅配による買取のメリットは、買い取ってほしい袈裟を梱包して業者に送るだけで買取が完了する点です。中には「送料は業者負担」や「梱包セットを無料で送付」といったサービスを展開する業者も存在します。

このような買取に関するサービスを業者ごとに比較することで、買い取ってもらう際にかかる負担を大きく減らせます。ただし、宅配買取の場合は支払いが銀行振込となるケースが多いため、振込日や振込手数料の負担については事前に確認しておきましょう。

3.査定士による出張買取

査定士が直接訪問し、査定してくれるのが出張買取です。「袈裟が大量にある」といった場合や「店頭に行くのが難しい」といった方におすすめの買取方法でしょう。

店頭買取と同様に目の前で査定してくれるため、価格の交渉や相談もしやすい買取方法です。自宅にあるほかの骨董品などを一緒に査定してもらえるかもしれません。

ただし、「買取価格が低い場合にキャンセルしづらい」点や「出張エリアが限定される」といった点はデメリットといえます。

袈裟の買取なら「永寿堂」へ!

袈裟の種類について詳しくは永寿堂まで

袈裟を買い取ってほしいと考えている方は、「永寿堂」にぜひご依頼ください。永寿堂には独自の販売ルートがあり、専門知識や経験、データをもとに適正な価格で買い取ります。出張買取にも対応しているため、持ち込むことが難しい場合も安心です。

袈裟の詳しい種類が分からない方にも丁寧に説明し、買取査定をさせていただきます。気になった方は、電話またはメールでお問い合わせください。

【永寿堂へのお問い合わせ】

・TEL:0120-060-510・

メール:info@eijyudou.com

まとめ

袈裟の種類についてまとめイメージ

袈裟の種類には「五条袈裟」、「七条袈裟」、「九条袈裟」などがあり、現代においても利用シーンが明確に分かれているのが特徴です。仏教を象徴する法衣である袈裟の色分けは、推古天皇が制定した「冠位十二階制度」にまでその起源がさかのぼり、大変古い歴史を持ちます。

そんな長い歴史を持つ袈裟の買取方法は、大きく「店頭買取」、「宅配買取」、「出張買取」の3種類に分かれます。ご自宅にある袈裟の処分に困っている方は、ぜひ1度査定だけでも受けてみてはいかがでしょうか。

ただし、袈裟の価値判断は難しく、買取に迷ったならば専門業者に相談するのがおすすめです。弊社「永寿堂」では、袈裟の査定や買取を積極的に実施しています。袈裟の処分でお困りの場合は、ぜひご相談ください。

>法衣や袈裟の買取・廃寺品買取のご相談

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当店は名古屋市に店舗を構えております。遠方でも袈裟や法衣など仏具の宅配買取は勿論、物量や廃寺など宅配が困難な場合は出張買取もしておりますのでお気軽に下記電話番号までご連絡下さい。

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